ÈAPHI2026 AUTUMN WINTERARCHIVE

EXHIBITION ARCHIVE | 21 — 23 AUGUST 2026

ŒUVRE

人生という一つの作品

2026年8月21日(金)― 23日(日)、代官山 ヒルサイドフォーラムでの会期は終了いたしました。

三日間で、たくさんの方に足を運んでいただきました。坂を上ってくださったこと、静かな部屋をご自身の速度で歩いてくださったこと、心より御礼申し上げます。

この頁は、その三日間の記録です。会場はもうありませんが、そこで考えていたことは残ります。

ŒUVRE 2026 AW ― Èaphi
ŒUVRE ― 2026 AUTUMN WINTER
RECORD

三日間の記録


HILLSIDE FORUM, DAIKANYAMA

エントランスの「無」から始まり、五つの空間がひとつづきに続いていました。布の間を抜け、チェロとピアノの生演奏の中を歩き、最後に「ŒUVRE」という言葉に辿り着く。順路はありましたが、皆さまそれぞれの速度で歩いてくださいました。

ŒUVRE 2026 AW ― 会場の記録
ŒUVRE 2026 AW ― 会場の記録
ŒUVRE 2026 AW ― 会場の記録
THE PATH

五つの部屋


FLOOR MAP

感情の遮断から始まり、気配、凝集、残像を経て、ŒUVRE へ帰る。五つの部屋は、ひとりの内側で起こることの順序として並べられていました。

ŒUVRE 会場平面図 ― 五つの空間 01–05
01感情の遮断DISCONNECTION
02気配PRESENCE
03感情の凝集CONDENSATION
04残像AFTERIMAGE
05ŒUVRETHE WORK

From disconnection to presence, condensation, and afterimage — returning to Œuvre.

外からは、いつも静かに見えるものも、内側では、いくつもの感情が重なり、絡み合い、張り詰めている。

人体に代わる不定形の造形が衣服を内側から支え、異なる輪郭と重心を持つ存在が、一つの群体として佇む。強さと脆さ、緊張と緩み。相反するものが、ひとつの内側に共に在る。

PHILOSOPHY

人生という一つの作品


ŒUVRE

Œuvre ― 一つの作品ではなく、生涯をかけて積み重ねた仕事の総体を指すフランス語。

Èaphiにとってそれは、シーズンを超えて問い続けること、そのものを指しています。

人は、何かを成し遂げるためだけに生きるのではない。息をし、何かを選び、感じ、つくる。その一瞬一瞬が、一つの作品を形づくっている。

強さと脆さ、緊張と緩み。相反するものを一つの意味にまとめるのではなく、違和感を残したまま、共に在ることを肯定する。それが、人生は作品であるということ。

26AWで私たちが問うたのは、「何を作り続けるか」ではなく、「なぜ作り続けるのか」でした。

TO BE, LIKE STONE

石のように、在る


TO BE, LIKE STONE

石は、意味を主張しない。何かを成し遂げようともしない。ただそこに在り、時間を超えて残る。26AWは、その静かな存在のあり方を、衣服の輪郭と重さに重ねました。

AROMA STONE ― ŒUVRE Èaphi 2026 AW

会期中、45,000円以上お買い上げの方に差し上げたアロマストーンも、同じ考えから生まれたものです。名を刻んだ白い石に、香りをひとしずく。かたちを持たないものが、置いた場所の空気を少しだけ変える。

※ ノベルティの配布は会期をもって終了いたしました。

PÉNÉLOPE

群れから離れて、
ひとり佇んでいた一着


PÉNÉLOPE

ブールデルの彫刻《 Pénélope 》に着想を得た一着。戦地へ向かった夫の帰りを二十年待ち続けた彼女は、何かを主張することなく、ただそこに在り続けた。

待つこと、残ること、存在すること。その主張しない強さを、一着の輪郭に重ねた。

会場では、群れから少し離れた場所に、彼女は静かに立っていました。

THE JOURNEY

これまでの旅路


SEASONS 24AW ― 26AW

26AWは、単独のシーズンではありません。シーズンごとに問いを重ねてきた旅路の、一つの到達点として「ŒUVRE」がありました。会場のFORUMでは、この歩みを一つの壁として展示しました。

24AW本質
25SS新旧
25AW原点回帰
26SS本能
26AW人生という一つの作品
ŒUVRE 2026 AW
FILM

会期前に公開した映像


TEASER | 40 SEC

一枚の布が、いくつもの世界を旅する。会期に先立って公開した、40秒のティザーです。

DAIKANYAMA

坂の上の三日間


HILLSIDE FORUM

代官山駅から旧山手通りを上って三分。ヒルサイドテラスの F 棟、HILLSIDE FORUM が会場でした。

代官山 ヒルサイドフォーラム 周辺図 ― Èaphi 2026 Autumn Winter ŒUVRE
会期
2026年8月21日(金)― 23日(日)8月21日・22日|11:00〜19:30(ご予約制)/ 8月23日|11:00〜17:00(一般公開)
会場
HILLSIDE FORUM / EXHIBITION ROOM東京都渋谷区猿楽町18-8 ヒルサイドテラス F棟
構成
installation:五つの空間からなる空間作品EXHIBITION ROOM:26AWコレクションの展示・ご試着
チェロとピアノによる生演奏会期中、時間を決めて演奏しました